【節分とは】
節分(せつぶん)とは、季節(きせつ)の分(わ)かれめをさします。せいかくには立春(りっしゅん)・立夏(りっか)・立秋(りっしゅう)・立冬(りっとう)のまえの日をさします。しかし、立春(りっしゅん)が1年(ねん)のはじめとするかんがえから、立春(りっしゅん)のまえの日(2月3日ごろ)を節分(せつぶん)とよぶようになってきました。
【豆まきとは】
季節(きせつ)のかわりめには身体(からだ)のちょうしがわるくなったりします。とくにさむいこの時期(じき)には、鬼門(きもん=えんぎのわるいほうがく)がひらくといわれ、鬼(おに)がわるさをしたり、病気(びょうき)がはやったりするといわれています。この鬼(おに)や病気(びょうき)をおいはらうために豆(まめ)まきをするのです。
ちなみに鬼門(きもん)は北東(ほくとう)にあたる方位(ほうい)です。十二支(じゅうにし)では丑寅(うしとら)にあたり、このため鬼(おに)は牛(丑)のつのをもち、虎(寅)のパンツをはいているといわれています。
【なぜ豆をまくのか】
豆(まめ)のような穀物(こくもつ)には邪気(じゃき)をはらう霊(れい)てきな力(ちから)があると考(かんが)えられており、この力(ちから)で邪気(じゃき)をはらい福(ふく)をよびこむのです。ただし、豆(まめ)まきには炒(い)ったものをつかいます。生(なま)のまままいて、ひろいわすれたものから芽(め)がでると縁起(えんぎ)がわるいといわれているためです。 |